2015年4月9日木曜日

針穴から覗く世界

天井を作っています。素材は、伊勢和紙館さんの和紙を使っています。


和紙は神宮でも使われる重要なもので、大変品質が良く、満足な出来です。良い和紙は黄ばまないそう。


今日も和紙を取りに行ったら、写真展をやっていました。有田善男さんという方の写真展でした。


針穴写真という、針で開けた穴をレンズ代わりにした写真、三色分解という3原色を別々に写した写真、虫眼鏡で自作したレンズの写真の3つで、これがどれもめちゃくちゃ素敵でした。


針の穴から写された世界。


ヒトには見えない3つの色をばらばらにしてみて写した世界。


自作の虫眼鏡レンズの、柔らかくぼやけた世界。


会場に有田さん本人がいて、聞いたら本当に丁寧にカメラの仕組み一つから、説明をしてくれました。優しいおじいちゃんでした。


何より素晴らしいのは印刷を全て受け持った和紙館です。

有田さんの写真の雰囲気、良さを理解して、10mはあろうかという長さの和紙に惜しみなく黒インクを使いベタ塗り、そして丁寧に並べて印刷された写真。

印刷も編集も、和紙館が行ったそう。


展示を開催する側が、作家さんの芸術をよく理解して、大切にしているのが伺える、素晴らしい展示でした。


針穴写真とは、箱(お菓子の箱でもなんでもOK)の中にフィルムをむき出しで入れ、針で穴を開けたピンホールから写真を写すという聞いたこともない技法でした。


ピンホールに被せた黒い幕を外せば、それで光が入り、フィルムに焼き付けられるというものです。

最初よく理解が出来ず、「で、シャッターは( ゚д゚ )??」

「だからこのフィルムを外せばシャッターで」

「で、シャッターは( ゚д゚ )??」

「だからこのフィルムを…」

こんな感じでしたが、有田さんは丁寧に教えてくれました笑

しかも河崎の人だそうです。


光が少しでも入ればフィルムに写ってしまうので、次のフィルムを入れる時は暗室の布を被って手探りで交換するそうです。。


伊勢和紙館でまだまだやってるので、見に行ってみて下さい。

なみなみガラスの古いおうち、素敵〜

 


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